大阪市南医師会沿革へ

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船場、島之内といわれた350年の歴史のある東区と南区が平成元年に合区して中央区になりましたが、地域特性もそれぞれ違うことから中央区には東・南2つの医師会があります。当会は平成25年に一般社団法人への移行と同時に中央区南医師会と改名しました。

東西は上町筋から西心斎橋まで、北は南船場から南は難波や千日前までの地域に会員約190名で開業医中心に構成されています。隣接する区には大病院が多く当地区には身近な4つの小病院があり、病診連携や病病連携は非常にスムーズに行われています。
会長写真

大阪市中央区南医師会会長 小畠 昭重
大都市大阪のど真ん中に位置していますが、谷町筋から上町筋にかけては特に昔の下町の情緒を色濃く残しています。そのせいかも知れませんが昔から地域に根ざした診療をモットーに優秀な先生が多くいらっしゃいます。創立40周年記念として故友田博先生が著された南区医師会人国記からは、多士済々の先生方の様子がうかがえます。

2007年日本社会は超高齢社会に突入しましたが、当医師会はその約20年前、時代を先取りするように設立された都市型老健施設・大阪市おとしより健康センターの運営に設立時より携わりました。また、今でこそ在宅医療にとってなくてはならない存在である訪問看護ステーションの大阪での第一号である中央訪問看護ステーションの設立、運営にも協力しました。このような新しい事業を成し遂げられたのも、医師会の先生方の進取の気質と患者さんを大切に思う気持ちによるものと思われます。

当会独自の誇れる事業として、医療機関における医療事故(ショックなど)を救援するシステム「医療救援隊」があり、地区歯科医院の医療事故初動対策にも同システムを拡げ、発展的に活動しております。
2002年10月20日には、「日本プライマリ・ケア学会第16回近畿地方会」を主催しました。

2025年には団塊の世代が後期高齢者になり、75歳以上の方が2000万人を超える時代を迎えようとしています。厚労省は、今回の医療法改正で、都道府県主導の地域医療ビジョン計画に基づいた病床規制と共に、在宅医療・介護の基盤として地域包括ケアシステムを形作ろうとしています。地域包括ケアシステムは、医師、看護師、介護福祉士、歯科医師、薬剤師、行政など、多職種が協力して高齢者が安心して生まれ育った地域で暮らせるようサポートするシステムです。このシステムは地域の人口構成、疾病構成などにより、もしかすると100通り以上あるかもしれないと言われています。

それだけに地域の患者さんのことを一番よく知っている地区医師会の先生方の出番だと思います。

また、事務局に「地域医療連携室」を開設し、病院での治療がいったん終わった患者さんで地域のかかりつけ医がいない場合や在宅医療が必要になった場合の受け入れ可能な医療機関を紹介し、超高齢社会において社会的インフラとなる地域包括ケアシステムの一翼を担いたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 


一般社団法人 大阪市中央区南医師会
〒542-0082 大阪市中央区島之内1丁目22番20号 堺筋ビルディング2階
E-mail : info@osaka-minami-med.or.jp
TEL(代表) : 06-6252-0648